腰椎ヘルニアと類似する疾患に対する日常生活での対策

こんにちは。あいあい接骨院です。
今回は、腰椎ヘルニアと脊柱管狭窄症の症状の違いについて解説するとともに、それぞれの疾患に対する日常生活でできる対策を紹介します。腰椎ヘルニアと脊柱管狭窄症は、症状が似ているため、自分では判断しにくいものです。しかし、適切な対策を行うためには、それぞれの疾患の特徴を理解することが大切です。本記事では、症状の違いや原因、日常生活での注意点などを詳しく解説することで、腰痛への適切な対策に役立ててください。最後まで読んでいただければ、腰痛に対する理解を深め、より快適な生活を送るためのヒントが得られるでしょう。
腰椎ヘルニアと脊柱管狭窄症は、どちらも腰痛を引き起こす疾患として知られていますが、症状や原因が異なります。
腰椎ヘルニアは、腰部の骨(腰椎)と骨の間にある椎間板が飛び出すことによって神経を圧迫するものです。この椎間板が背骨の衝撃を吸収するクッションの役割を果たしています。椎間板が突出する原因は多岐にわたります。椎間板の組織は20歳代から徐々に変性していきます。加齢による変性の結果として椎間板の外郭(線維輪)の断裂が生じて、椎間板の中身(髄核)がはみ出すことが主な原因とされています。そのほか、腰に負担がかかる中腰姿勢での長時間の作業や、重い荷物の持ち運びなども発症の要因として挙げられます。好発部位は第4腰椎と第5腰椎間、次いで第5腰椎と第1仙椎間です。腰椎ヘルニアの症状は、主に腰痛、足のしびれ、坐骨神経痛などが挙げられます。特に、腰を曲げる動作や、椅子に座った時に痛みが強くなるのが特徴です。また、足の痺れは、お尻から足先にかけて広がる場合もあります。
一方、脊柱管狭窄症は、背骨にある脊柱管と呼ばれる脊髄が通る空間が狭くなることで、神経が圧迫され、痛みやしびれなどの症状を引き起こします。脊柱管狭窄症を起こす主な原因は加齢です。加齢によって骨が変形したり、背骨の周りの靱帯が厚くなったりすることで、脊柱管が狭くなり神経を圧迫することがあります。一方で、生まれつき脊柱管が狭かったり、成長の過程で脊柱管が狭くなるような変化が起こったりする場合もあります。また、椎間板ヘルニア、脊椎すべり症、脊椎側弯症などの背骨が変形する病気が原因となり、脊柱管が押しつぶされて症状が現れることもあります。
脊柱管狭窄症の症状は、腰痛(特に腰を反らす動きでの痛み)に加え、足の痺れや脱力感、歩行困難などが特徴です。これは、脊柱管が狭くなることで、神経が圧迫されることで起こります。神経症状は腰椎ヘルニアと比べて、痛みやしびれの範囲が広く、足の両側に痛みや痺れが出ることがあります。また、脊柱管狭窄症では、長時間歩くと痛みやしびれが強くなり、少し休むと楽になる(間欠性跛行)といった特徴があります。
このように、腰椎ヘルニアと脊柱管狭窄症は、症状や原因が異なります。そのため、腰痛を感じたら、自己判断せずに、医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。
日常生活でできる腰椎ヘルニアの対策としては、まず、正しい姿勢を心がけることが重要です。長時間同じ姿勢でいる場合は、こまめに休憩を取り、姿勢を正しましょう。また、重いものを持ち上げる際は、腰を曲げずに膝を曲げて持ち上げるようにしましょう。さらに、腹筋や背筋を鍛えることで、腰への負担を軽減することができます。
具体的には、椅子に座る際は、椅子に深く腰かけ、両足を地面にしっかり付けます。背もたれを活用する際は、背もたれと背中の間に隙間ができないように調節するか、クッションやタオルなどを挟んで調節するようにしましょう。また、立ち上がる際は、ゆっくりと腰を曲げずに膝を曲げて立ち上がりましょう。重いものを持ち上げる際は、両手で持ち、腰を曲げずに膝を曲げて持ち上げましょう。また、腹筋や背筋を鍛えるには、軽い運動を継続することが大切です。例えば、腹筋運動や背筋運動を毎日数分間行うだけでも効果があります。
これらの対策を実践することで、腰椎ヘルニアの症状を改善したり、悪化を防いだりすることができます。
次に、日常生活でできる脊柱管狭窄症の対策としては、正しい姿勢を意識しましょう。長時間座っている場合は、定期的に立ち上がってストレッチをする、背筋を伸ばして座るなど、姿勢を良くすることで、脊柱への負担を軽減できます。重たいものを持ち上げる時は、膝と股関節を曲げ、腰の位置を低くして持ち上げるようにしましょう。そうする事で、腰や股関節,膝関節の力が入り、負担を分散させることが出来ます。
そして、適度な運動を心がけましょう。軽いウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で運動することで、筋肉の柔軟性を高め、血行を促進することができます。ただし、激しい運動は症状を悪化させる可能性があるので、注意が必要です。
さらに、生活習慣の改善も大切です。喫煙は血行不良を引き起こし、症状を悪化させる可能性があります。また、肥満は脊柱への負担を増大させるため、適正体重を維持するように心がけましょう。
これらの対策を継続的に行うことで、脊柱管狭窄症の症状の悪化を防ぎ、快適な日常生活を送ることが出来ます。ただし、症状が改善しない場合は、医療機関を受診し、適切な治療を受けてください。
あいあい整骨院での治療法としては、あいあい整骨院オリジナルの「トータルバランス療法」で「完治」「根治」「予防」を目指して、硬くなっている背中の筋肉や腹部の筋肉などを緩めたり、痛みの原因になっている姿勢や骨盤のズレの矯正を行い筋肉の緊張や身体のズレを改善し、背骨にかかる負担を軽減します。そして、トータルバランス療法と合わせてセルフケアとしてご自宅で体幹トレーニング(プランクなど)を行うもこと重要です。もし、ご自宅で体幹トレーニングをするのが辛い方にはあいあい整骨院にあるEMSを提案させていただきます。
EMSとは電気刺激で強制的に筋肉に収縮運動を行う器機です。これによりインナーマッスルとアウターマッスルの両方を効率的に刺激して運動の補助を行います。1秒間に5回。30分間で9,000回の腹筋運動に相当します。低周波治療機の電気と比べてピリピリ感などの皮膚抵抗が少なく痛みが少ないです。
また、ピンポイントのトレーニングが可能なので、首や腰や膝に負担がかからず、トレーニングにおける怪我のリスクを減らして少ない疲労でトレーニングができます。
※筋肉に収縮運動を行わせるのでトレーニング初期は軽い筋肉痛などになる事もあります。
さらに、横になって運動させたい箇所に通電パッドを貼って1セット30分寝ているだけでトレーニングができるので、キツい運動などが苦手な方でもお手軽に運動ができます。
従来の治療法では、マッサージや湿布などで一時的に痛みを和らげることができました。しかし、根本的な改善は難しく、痛みが再び現れることもありました。EMSでは、痛みの原因を追求し、なぜ痛みが起こるのかを解明します。そして、その原因に対して適切な治療を行うことで、痛みを根本から改善させます。
腰椎ヘルニアと脊柱管狭窄症は、どちらも腰痛を引き起こす疾患ですが、症状や原因、適切な対策が異なります。それぞれの疾患の特徴を理解し、適切な対策を行うことで、腰痛の改善や再発防止に役立ちます。症状や原因を把握した上で、適切な運動や姿勢改善に取り組むことで、腰痛から解放され、快適な生活を送ることができるでしょう。