突然の怪我!あいあいにお任せください!
突然のケガ!そんな時は!
こんにちは!
あいあい接骨院 倉敷連島院の豊福です。
今回は「突然のケガの時の対処法」についてです。
自身のケガや子供さんのケガの時に適切な処置や対応ができるよう少しでも役に立てばいいなと思い書きました。
【怪我(ケガ)とは】
怪我(以降はケガ)とは必ず聞いたことがあると思いますが、正確に言葉にすると「急激かつ偶然な外来の事故によってその身体に被った障害」の事を指します。
「こけて擦りむいた」
「思いっきり身体のどこかをぶつけた」
「スポーツでこけて手をついた」
など様々な要因で起こります。
【ケガと接骨院のかかわり】
よく患者様から「接骨院(整骨院)は何をしてくれるところなの?」と質問されることがありますが、このケガこそ接骨院の専門分野なのです。
厚生労働省では
「接骨院や整骨院では、柔道整復師によって、骨・関節・筋・腱・靭帯などに加わる外傷性が明らかな原因によって発生する骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などの損傷に対し、手術をしない「非観血的療法」によって、整復・固定などを行い、人間の持つ治癒能力を最大限に発揮させる施術を行っている」
とされています。
つまり「折れた・外れた・捻った・ぶつけた・筋を痛めた」などの原因で痛めた部位は接骨院で施術が受けられます。
(骨折・脱臼については応急処置のみ。その後の施術は医師の同意が必要)
【ケガをした時の対処法】
【対応の基本はライス!!】
生活やスポーツの中で起こってしまったケガに対しての対処の基本は「RICE処置」です。
ご存じの方も多いかもしれませんが、RICE処置とは、
Rest(安静)
Icing(冷却)
Compression(圧迫)
Elevation(挙上)
の4つの頭文字をとった言葉で、ケガの処置の基本になります。
つまり、ケガをした際には「安静にして」「冷やして」「圧迫して」「患部を心臓より高く上げる」
事が大切になってきます。
安静は、患部の悪化を防ぐためであり、冷却は、傷ついた組織から出てくる内出血を少しでも減らして、痛みを和らげる効果があります。圧迫と挙上は、患部に内出血が溜まって、痛みが強くならないようにする効果があります。
よく、患者様からの質問で「ケガをしてからすぐにテーピングで固定した方が良いのか?」と聞かれることがあるのですが、ケガの状態によって変わってきますが、腫れが強く出てくる可能性があるケガの場合は、テーピングでぐるぐる巻いてしまうと、腫れの逃げ場がなくなり、神経などの組織を圧迫してしまい、症状が悪化する恐れがあります。
「固定」に関しては接骨院などで巻いてもらうことをお勧めします。
【こんな時には】
次に実際にケガをしてしまった時の対応についてです。
同じケガのしかたでも、骨折や捻挫、どこかにぶつけてしまった時には打撲といったようにケガの内容は様々です。
痛めた部位によりケガの状態は変わってきますので、ケガの内容のおおよその予測の立て方と対処法をまとめました。
【関節・関節付近のケガ】
関節や関節付近の痛み、腫れ、動かしたときの痛みがあるときは関節の中の組織の損傷が疑われます。骨折を起こしてしまうケースも少なくありません。
「足を踏み外し、足首を捻った」「こけて手をついて、手首を痛めた」などがケガのしかたとして挙げられます。
痛めてしまった部位にまず、RICE処置を施します。
特に安静と挙上が大切です。冷却は氷嚢や保冷剤などがあれば行ってください。
骨折の時は数分でみるみるうちに腫れてきますが、関節の損傷の場合、最初はそこまで腫れが無くても、徐々に腫れてきて、痛みも強くなってきます。ケガをしてすぐは痛みがないので、運動を続けたり、生活の中でも放置してしまいがちですが、初期のRICE処置は怠らないようにしましょう。
痛めた関節の安静の為には「固定」も重要です。
前述でもあったように、テーピングなどでぐるぐる巻きにして固定してしまうと、腫れの逃げ場がなく神経などを圧迫してしまう恐れがあるので、副子や添え木のようなものがあればそれを活用しましょう。
何も固定をするものがなく、痛みが強いときは「新聞紙」を活用して固定をすることができます。
処置後に接骨院や病院を受診しましょう。
【強くぶつけてしまった】
次に身体の部位を強くぶつけてしまった場合です。状態としては「打撲」です。
「スポーツ中に相手と接触した」「交通事故でシートベルトに胸を圧迫された」
などが打撲になります。打撲によりどこの組織を痛めているかによって治療方針は変わってきますが、接骨院へお越しになられる患者様で一番多い損傷は「筋肉」の損傷です。
太ももの前側と外側の筋肉を傷めてしまっている方が多いと感じます。
ここでもまず、RICE処置が重要になります。
特に安静と圧迫です。圧迫は痛めた部位を直接圧迫します。手で行ってもいいのですが、痛みでなかなかうまく行えないこともあるので、タオルを何度か畳んだものを置いてその上から圧迫すると、圧迫によるしんどさは軽減されるでしょう。
冷却は氷嚢などがあれば積極的に冷やしてあげましょう。
その後速やかに接骨院や病院を受診しましょう。この太ももの打撲で気を付けないといけないことは「外傷性骨化性筋炎」です
【外傷性骨化性筋炎とは?】
ケガをした時に、筋肉内に出血や炎症を伴う時に、筋肉内にカルシウムが沈着し、筋肉内に骨が形成されている状態です。
まず、打撲による筋肉の傷ができて、出血が起こります。その後カルシウムが沈着してしまい、硬化してくると、この骨化性筋炎に移行してしまいます。
筋肉は伸び縮みする組織ですが、その中に固い骨が形成されるので、膝の曲げ伸ばしや歩行に痛みや、可動制限が現れます。ケガの程度が大きく、筋肉内の出血量が多い場合発生しやすいとされていますが、初期に適切な治療が施されると骨化性筋炎になる可能性は低くなります。
骨化性筋炎に移行してしまった場合、ケガの治療期間がさらに長引いてしまいます。スポーツ選手の場合は、通常の打撲の治療期間にプラスして、2~3ヶ月安静や、関節の可動訓練などを行う場合もあります。
転倒などによりケガをしてしまった際に起こるのは捻挫や骨折だけではなく擦り傷など出血を伴うことも多くあります。
ケガをした本人もまずそこがⅠ番痛む部位ですし、周りの人もそこが心配になると思います。
接骨院では出血のある部位の処置は専門ではありませんが、現在推奨されている、擦り傷に対する処置を紹介します。
最初にするべき対応は「きれいな流水で傷口を洗い流す」ことです。
洗い流した傷口はタオルなどで直接拭かず、絆創膏などを貼って傷口を保護します。
よほど汚れている場合は消毒液などで洗い流しましょう。傷口はなるべく乾かさないのがポイントです。
傷口からは黄色い浸出液が出てきますが、膿などではなく、傷を修復する過程で出てくるものですので安心してください。
その後、病院で処置を受けましょう。
【あいあい接骨院倉敷連島院では】
あいあい接骨院倉敷連島院では様々なケガの症状に対応ができる知識・技術・設備を整えております。
一部ではありますが、ケガの患者様がご来院された際に当院で活用している設備や衛生材料を紹介いたします。
- 超音波画像検機器
エコーともいわれている機械です。
骨・関節・靭帯・筋肉・腱など、運動器の状態を画像で見ることができます。
ケガの際の施術の補助になります。
- ハイボルテージ・マイクロカレント
ハイボルテージとは一般的な電気治療器よりも比較的高い電圧の電気を流すことで、痛みを感じにくくさせる効果があります。
マイクロカレントとは、ケガをして損傷した組織に微弱電流を流すことで、損傷部位の回復を早めることができます。
- 松葉杖
松葉杖は主に下肢のケガの際に使用します。
足にかかる負担を松葉杖で肩代わりすることで治癒促進を図ります。
2本使用する時(両松葉)と、1本のみ使用する時(片松葉)があります。
使い分ける基準は様々で、患者様のケガの部位・状態、生活スタイル、年齢などで判断します。
- 金属副子・包帯
金属副子は骨折や捻挫などで痛めてしまった骨や関節を固定するために使用します。
金属副子を患部に当てたままの状態を保つために包帯を使用します。
- テーピング
テーピングは様々なケガに対して使用します。
関節を捻った際に使用するイメージが強いかもしれませんが、骨折・打撲・挫傷などにもよく使用します。
既製品のサポーターと違い簡単に着脱はできませんが、患者様それぞれの身体の違いに合わせてフィットした固定やサポートが可能で、使用するテーピングの種類によって変わりますが、固定力も優れています。
安価で汎用性の高い衛生材料です。
【終わりに】
スポーツや日常生活ではどんなに気を付けていても、ケガは起こってしまうものです。
どんなケガでも、大丈夫と思って放置してしまうと、なかなか治りにくいことや、後遺症のような症状を残してしまう事もあります。
些細なケガでも放置せず、あいあい接骨院倉敷連島院にお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。