身近な恐怖!ぎっくり腰!!
こんにちは。
あいあい接骨院 倉敷連島院です。
今回の記事は身近によく起こるぎっくり腰について書きました。
“突然の腰の痛みにどうしたらいいか分からない”
“またぎっくり腰になるのではないかと不安である”
“ぎっくり腰を繰り返している”
そのようなお悩みをお持ちの方のために、なぜぎっくり腰が起こるのか、起こさないためにはどうすればよいかなど、少しでもぎっくり腰について知っていただければと思います。
ぎっくり腰とは
別名「急性腰痛」とも呼ばれ、急激に発症した腰痛のことをいいます。
重い物を持ち上げた時や腰をひねった時などの突然の腰への大きな負荷がきっかけに発症することが多いですが、くしゃみをした時やお辞儀をしただけ、椅子から立ち上がろうとしただけという日常の何気ない動作で起こることもあります。
強い痛みがでることが特徴で、欧米ではその激しい痛みがあることから「魔女の一撃」とも呼ばれています。
ぎっくり腰の原因
老化や姿勢の悪さ、無理な力がかかることなどによる関節のずれ、椎間板の損傷、腰の周囲の筋肉や腱、靭帯の損傷など様々な原因がありますが、はっきりしない場合もあります。
しかし、日常生活による腰への負荷や疲労が蓄積していき、ある日突然限界を超えてしまい、ぎっくり腰が起こると考えられています。
加齢や運動不足などによって筋力や関節の柔軟性が低下していると、腰の可動域が狭くなります。そのような状態で、仕事やスポーツなどで急激な動作を行うと、組織の伸び縮みに対し柔軟性がないため、靭帯や筋肉の損傷が起こりやすくなります。
また、突然の過負荷によるぎっくり腰は、若い人や卓球、テニスなどの中腰姿勢の多いスポーツをしている人に起こることが多いです。
フォームの乱れや動作時の体勢によっては腰への負荷が大きくなり、ぎっくり腰の原因となります。
そして、骨格の歪みが原因となる場合は、ストレートネック、巻き肩、猫背、反り腰、骨盤の歪みなどが挙げられます。これらの歪みは筋肉や靭帯に影響を与え柔軟性が低下し、腰に負担が高まることでぎっくり腰が起こりやすくなります。
ぎっくり腰の症状
- 腰に限局した痛みがある。
- 身体を前に曲げる、後ろに反らすなどの動作を痛みのため制限がかかる。
- 足に力が入りづらい。
- 仰向けで眠れない。
- 動き始めが痛い、つらい。
- 安静にしていても痛い。
- 症状が重い場合には痛みで動けない。
などがあげられます。
当院での治療法
ぎっくり腰は誤った対処をすると、症状の悪化を招いたり、回復が遅れたりする可能性があります。
治療法としては、炎症が強い場合、患部を冷やすことによって炎症を抑えます。
また、ハイボルトという電気による治療を行います。
ハイボルトは、高電圧の刺激を深部に与えることでき、疼痛の軽減や血行促進などに効果が期待できる電気機器です。
痛みは、神経を通して脳に伝わり、「痛い」と感じます。ハイボルトの電気でその神経の働きを一時的に遮断することで痛みの緩和を図ります。
次に、当院では身体全体のバランスをみた上で腰だけでなく、背中や足などの関連性のある部位も緊張を手技で緩和し、バランスを整えていきます。これにより可動域が広がるため楽になったと感じやすくなります。
また、炎症の強い時期は安静をとることが重要であり、日常生活での注意点やコルセット着用の指導なども行っていきます。コルセットを着用することで楽に動けるようになるという方は多いです。しかし、痛みが落ち着いてきたら徐々に外していき、頼りすぎないようにする必要があります。
症状が緩和され次第、筋力や柔軟性の低下によってできた身体の歪みを徐々に取り除いていき、再発しない身体づくりを目指していきます。
対処法
痛みが強いうちは、安静にする時間が長くなるかと思いますが、痛みが落ち着き、少し動けるようになったら、できるだけ普段通りの生活を心がけた方が早く回復できます。
実際に、ベッドで安静にしていたグループよりもできる限り通常の生活を心がけていたグループの方が、回復が早いという実験結果もあります。
痛いからといってずっと安静にしていると、逆に症状を長引かせてしまう可能性もあるので、まったく動けないという状態が治まったら、なるべく普段通りに動くようにしましょう。
日常生活で軽い痛みがある場合の自宅でできるストレッチを一部紹介していきます。
・大殿筋ストレッチ
目的:お尻の筋肉を柔らかくする。
10秒×3セット
ステップ1 片足を抱えましょう。
ステップ2 対側の肩に膝を寄せましょう。
ステップ3 元の姿勢に戻りましょう。
これを繰り返し実施します。
ポイント
痛みのない範囲でゆっくり行いましょう。
・ヒップロール
目的:体幹の捻る動きを良くする。
10秒×3セット
ステップ1 仰向けになり両手を横に広げ、両膝を90度に曲げましょう。
ステップ2 両膝をくっつけたまま横に倒しましょう。
ステップ3 元の姿勢に戻りましょう。
ポイント
足を横に倒す際に肩が浮かないように注意しましょう。
予防法
ストレッチや適度な運動をする
筋肉や関節が硬くなるとぎっくり腰を起こしやすくなるため、普段からストレッチなどで柔軟性を上げておくことが重要になります。
また、ウォーキングや水泳などで全身の血行を促進することやトレーニングで体幹部の筋力を高めることも腰にかかる負荷を軽減することにつながります。
運動が苦手な方や普段の身体活動が少ない方は、通勤時などに早歩きや大股歩きを心がけたり、エレベーターやエスカレーターではなく階段を利用したりするようにするなど日常生活から身体を動かすように意識しましょう。
日常動作に気をつける
重い物を持つ時や床に落ちたものを拾う時などは前かがみで腕の力だけで持ち上げないように、膝を曲げて足の力でゆっくりと持ち上げるようにしましょう。
また、デスクワークなどで座っている時間が長い方は、背中や腰などの筋肉が硬くなって関節の柔軟性が失われています。
適度に休憩やストレッチなどを挟み、できるだけ長時間同じ姿勢にならないようにすることや立ちあがる前に少し動いて体をほぐしてから活動するようにしましょう。
当院は、根本治療を掲げており、まず来院された方には問診・検査を行い、どのような症状でお困りなのか、痛みの原因となっているところはどこなのかなど身体の状況をしっかりと把握した上で、最適な治療プランを提案します。
ぎっくり腰は姿勢の悪さや身体の柔軟性の低下など日々の積み重なる負荷が原因にあげられます。そのため、痛みのでた時に痛いところだけを施術しても違和感や不安感が残ったり、またぎっくり腰になったりする可能性があります。
そのようにならないためにも、腰だけでなく、骨盤の歪みの改善や背骨など関節の動きを出すこと、硬くなった筋肉を緩めることなど痛くなった根本の原因にアプローチしていきます。症状が落ち着いてきたら、再発防止のためにも自宅でできるトレーニングやストレッチについてのアドバイスも行います。
ずっと前から腰痛に悩まされてきたなど、ぎっくり腰以外のことでもお困りのことがありましたら、あいあい接骨院 倉敷連島院までぜひ一度ご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。