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肩を痛めたらこのブログを思い出して!

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肩の外傷について

肩を痛めている男性の画像

こんにちは!

あいあい接骨院の豊福です。

今回は肩の外傷について書きました。
はじめに

外傷と障害の違いについて

 

外傷と障害は痛め方に違いがあります。

外傷→1度の外力により発生したケガ

障害→繰り返しの動作により発生した痛み

 

このように痛みの発生の仕方などにより違いがあります。

今回はそんな外傷についてです。

肩関節の外傷

外傷は一度の大きな外力により起こるケガの事を言います。

肩のケガは以下のようなシーンで起こりやすいとされています。

 

肩の関節の可動域の限界を超える力が加わった時

これは、スポーツ時の転倒や相手との接触で起こりやすく捻挫や脱臼など起こす場合があります。

格闘技でも関節技などで痛めてしますこともあります。

過度な重量物を持ち上げた時

この場合は仕事で重量物を持ち上げた際に肩の腱などを傷めるケースが多く、ウェイトトレーニングのベンチプレスやショルダープレスなどの種目で発生することも少なくありません。

 

腕を伸ばしきった状態で物を持ち上げた時

日常生活や仕事などで発生するケガでは一番多い痛め方です。

関節や筋肉、腱などを傷めたりします。

この場合はそれほど重たくない物を持ち上げただけで痛めてしまします。

 

このように関節の耐久度を超えた時に発生しやすいとされています。

 

接骨院ではどんなケガの方が来院されるのか?

前述のケガの発生の項目ごとに代表的なものを書きました。

 

 

関節の可動域の限界を超えた時に起こるケガ

 

肩関節脱臼

肩を脱臼している画像

格闘技を含むコンタクトスポーツ中に発生することが多く、体のどの関節でも起こりえる脱臼の中でも肩関節脱臼は特に多く発生します。

その理由は肩の構造にあります。

 

・上腕骨に対して肩甲骨の受けが浅い

・関節の支持を筋肉に依存している

・肩の位置が外力を受けやすいところにある

 

などの要因があります。

 

肩関節脱臼は関節の抜けた方向により分類されます。

・前方脱臼

・後方脱臼

・下方脱臼

・上方脱臼

この中でも前方脱臼が特に多く発生します。

 

アニメや少年漫画などで「戦っている時に肩を脱臼したけど自力で治してまた戦う」などのシーンがあったりしますが、現実はそうはいきません。

 

まず、発生した際に激痛と関節が外れてしまった影響で動かすことができません。

外観上は脱臼した上腕骨の骨頭が肩の前に出っ張っており(前方転位)、少し腕が横に上がった肢位で固定されます(弾発性固定)

脱臼の整復をしている画像

治療は、肩の抜けた方向を確認したのちに、脱臼した関節をもとに戻す「整復」を行います。

整復後1ヵ月~1ヵ月半ほどの固定をした後に、低下した筋力の強化や、固まってしまった関節の可動域訓練などのリハビリを行います

また、肩関節脱臼の場合、一度脱臼をしてしまうと、脱臼しやすくなるいわゆる「脱臼癖」

がついてしまうケースがかなり多くみられます。

脱臼を起こしてしまったと同時に肩関節を安定させる為の軟部組織を損傷してしまい、慢性的に肩が緩くなってしまいます。

これは若年者の脱臼例で多く見られます。

再度、脱臼を起こしにくくするためには肩のインナーマッスルの強化などを継続的に行っていく事が大切です。

 

※接骨院では脱臼は初回処置のみ行うことが可能で、その後に必ず病院で医師の診察を受けていただきます。

その後のリハビリなどを接骨院で行うには医師の同意が必要です。

 

過度な重量物を持ち上げた時

この痛め方は肩関節を傷めることより、肩関節周囲の組織を損傷することが多く、腱や滑液包(関節の摩擦を軽減させる軟部組織)などが多く障害されます。

 

回旋筋腱板損傷

身体には多くの筋肉がありますが、身体の体表に存在し、大きな力を発生させるアウターマッスルと、身体の深部(骨や内臓の近く)にあり、姿勢の維持や関節の安定性に関与するインナーマッスルに分けられま回旋筋腱板は肩関節周囲のインナーマッスルに分類され、以下の働きがあるとされています。

背中の筋肉の画像

・肩関節を安定性させる

・関節の動きを円滑にする

・アウターマッスルの動きを助ける

などの役割があります。

特に肩関節の場合は、安定性を出す働きをこの回旋筋腱板に依存しており、非常に重要な筋肉となっています。

しかし、年齢と共に回旋筋腱板の腱の変性が起こり(退行変性)腱がすり減り、些細なことで痛めてしまうようになってしまいます。

【症状】

肩関節の外側~上腕の外側に痛みを訴えることが多く、肩の外転(腕を横に挙げる動作)で特に痛みが発生します。

また、完全に腱が切れてしまった場合は腕を上げることができなくなります。

【検査法】

・ペインフルアークテスト

・ドロップアームテスト

・インピンジメントテスト

 

様々な検査法がありますが、全て回旋筋腱板に負担をかけて痛みが出るかどうかの検査です。

【処置】

回旋筋腱板は腕の重さが肩にかかるだけで負担になりますので、テーピングなどを用いて免荷をします。症状が強い場合には三角巾などでつるしたりすることもあります。

また、巻き肩や、不良姿勢などによっても再度負傷しやすい場合もあるので、根本的な治療となると、全身に対して施術を行うことをお勧めします。

 

腕を伸ばしきった状態で物を持ち上げた時

このケガのしかたでも前述の回旋筋腱板を痛めてしまう事が多くみられます。

しかし、他にも起こしやすいケガがあります。

それが上腕二頭筋腱損傷です。

上腕二頭筋はいわゆる“力こぶ”の筋肉です。肘を曲げる作用のある筋肉ですが、肩を前に挙げる動作の時にも作用します。

このケガでは上腕二頭筋の腱を痛めてしますこともしばしばみられます。

肩の構造の画像

【症状】

肩関節の前に上腕二頭筋腱が通る溝があり(上腕二頭筋腱溝)そこに腫れ、肩を前に挙げる動作での痛み、ズボンを上げるときの痛みなどを訴えることが多く、年齢と共に固く、脆くなっていき、高齢の方では完全に切れてしますこともあります。

【処置】

実際に当院にお越しになる患者様に行っているのは、電気治療とテーピングです。

テーピングがかぶれてしますという方でもバンテージを巻くことで、疼痛緩和や治癒促進をすることが可能です。

あいあい接骨院では

あいあい接骨院では患者様のケガの状態を最初のカウンセリングと検査で正確に把握し最適な治療をご提案いたします。

痛みがなくなるところまではもちろんのことですが、負傷を繰り返してしまっている方や、今後の不安がある方に対しても、精一杯ご対応いたします。

肩の痛みでお困りの方は是非、当院にご相談下さい。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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